死の商人。

つまり機関や機関の残党、生き残りは、争いをビジネスにしているのだ。

人間の死を日常にして、金儲けをしようとしている。

その為には、人が人を憎み続けていなければならない。

国が国と争い続けなければならない。

その為に、こんな馬鹿げたテロリズムを…!

「俺がここで死んでも、機関の生み出した技術が巨万の富を生み続ける。どうだ、素晴らしいと思わないか?」

「そうかよ!」

レイはシバタの両腕を掴んだ。

そして、柔道で言うところの巴投げ!

後方に投げ飛ばされたシバタは、放物線を描き、レイの背後…井戸の中へと投げ込まれる!