時計を見たら、 もう10時だった。 …やばい。 うちは門限11時だよ 帰らなきゃ… 私はいそいそと、 帰る準備をした。 黙って帰っちゃ悪いから、何か一言言って帰らなきゃ…。 タイミングを見計らって言うにも、タイミングが見つからない。 完璧に私の存在を視界に入れてない感じだ。 …もう良いよね。 明日、二人に謝っとけば。 私が席を立ったその時