それからも探りを入れながら話し続けた。



「そろそろ行くか」

「うん♪」



ニコニコ笑う瑠華を連れてマンションを出た。



まだこの笑顔に慣れないでいる情けない俺。



笑った顔が何とも言えないぐらい可愛い。



「腹減ったからまずメシな」

「うん」



近くのファーストフード店に入った。



俺の事なんかお構いなしに、目の前ででかい口を開けてハンバーガーを食う瑠華。



「でけぇ口」

「琉生だから恥ずかしくないんじゃん。今更って感じだし」

「そぉ」



まぁいいか…。



どんな瑠華でも俺は好きだから。



なんて思ってる事は絶対言えねぇけどな。




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