中に入ると髪がボサボサの琉生がいた。



ちょっと可愛い…。



「何見てんだよ。てか、その格好暑くねぇの?」

「あっ、アタシ冷房苦手でさ。日焼けもしたくないし」

「ふぅん」



危ない危ない。



最近は自分で飲み物を出すようになった。



琉生にも聞いて、二人分のアイスコーヒーを入れてソファに座った。



「今日外でも行くか。いつも部屋ん中っつーのもあれだし」

「うん♪」



もしかして琉生と初めてのデートじゃない?



やっぱり手とか繋いだりするのかな…?



寄り添って歩いたりとか…。



って勝手な妄想をしていたら琉生に見られてた。



「何一人でニヤけてんだよ。変態」

「えっ!?変態って何よ…」

「朝早いからおかしくなったんじゃねぇの?」



ハハハハって笑いながらバスルームに入って行った。



琉生の事考えてたのにな…。




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