次の日、痛む体を無理矢理起こしてマンションに行く用意をした。 もちろん痣がバレないような格好で。 もうすぐ真夏が来るというのに、この格好じゃちょっと暑すぎるぐらい。 この連休で少しでも痣が消えてくれる事を願う。 マンションに着き、インターホンを押す。 「開いてるから入れ」 朝から無愛想な声。 琉生って優しいのか怖いのかわからない時がある。 現に今もそうだし…。 朝だし機嫌が悪いだけかな…? .