ああ、もうっ…困ったなあ

僕から説明するのってすごく変だし

『だから?』ってなりそうですし

僕はため息をつくと、視線をあげた

飯島さんまでも、冷たい目で僕を見ている

え?

飯島さんもですか?

ちょっと…待ってくださいよ

僕の気持ちも…誰か、理解してくださいよっ

「ちょっと、あなた、離れなさいよ
どの授業を受けたいのさ」

飯島さんがバンっと書類をテーブルに叩きつけながら、口を開いた

「いやぁ…このオバサン、怖ぁい
乙葉、聖一郎が先生の授業ならどこでもいいよぉ」

ギロリと飯島さんの視線が動き、僕を睨みつける

ぼ…僕のせいじゃありませんよ!

これは決して僕のせいでは……

ないはずです