肩を揺らしながら、口元を手で覆って笑いを堪えている

なによ…

どうして笑うのよ!

そっちが、私の話を聞かずにどんどん攻めてくるからでしょうがっ

「駄目だ…おかしい」

有栖川が声を出して、笑い始めた

「あ…有栖川がいけないんだからねっ」

「はいはい」

有栖川はお腹を抱えている

「やっぱり我が家が一番ですね」

有栖川がにこにこ笑顔で、私の部屋を出て行った

え?

我が家が一番?

…ってどういうこと?

家で何かあったの?

…てか、ここを我が家だと思ってくれてるの?