「ちょ…と、待ってよ」

「待てないよ」

下着姿になった私は、有栖川の腕の中で暴れた

「奥さんは、夫を立てないと」

「はあ?」

「ここを!」

有栖川が股間を指でさした

「立てませんっ」

「立ててよ」

「無理っ」

私は首を横に振った

「無理じゃないでしょ?」

「無理だから」

「そういう可愛いことを言ってると、襲うよ?」

「…て、もう襲ってるじゃん」

「そうとも言うねえ」

有栖川が楽しそうに、鼻歌を歌い出した

ちょっと待ってよぉ

話しがちゃんと終わってないのにぃ