「花音?………まさかお前、俺の事が好きだったりするのか…………って、な~んてな♪)))わ」


「はぁぁぁ?何言ってんのよ!!!そんな事言ってる春樹の方こそ、私の事がすきなんじゃないの?」


(お願い。神様…。)



「プッ。んな事あるかっつの!!俺達幼なじみなんだから。花音は、恋愛対象外だっつーの!!!花音もそうだろ?」


「ぁ、当たり前でしょ!あーぁ、春樹とは正反対の素敵な人が現れないかなぁ?」



(バカ!!馬鹿。神様の馬鹿。春樹の馬鹿、………私の………バカ…。)



「はぁ!?何だと!?俺だって、朝寝坊をしなくて、花音より可愛い子に出会いたいよ。お前とは、正反対のな!!!」



「そうですか、出会えるといいですね。バカバカしい。」



そんな他愛のない話をしていたら
もう家の前。


(ハァ…。せっかく春樹と仲良く帰って来たのに…。ウチの大好きな時間だったのに…。失恋しちゃったよ………。)