『あっ☆ここだょ♪ウチん家♪』



「はぃ?」



水紀の家は俺ん家の10倍もあるような豪邸だった。


『ぇへっ……びっくりした?』


「そ、そりゃぁ。」


『お父さんがちょっとね…。』



「しゃ、社長かなんか?」



『ぅん。』


「わぉ(´ω`;)」



水紀がこんなお嬢様だったなんて………


このノリで質問しちゃうか。


「えと、なんで水紀はあんなに泳ぎ上手いのに水泳部入らないん?」



『お父さんが勉強しなさいって水泳部に入れないの。』


あ〜。お嬢様は窮屈だなぁ………。



「じゃさ、今度デートでプール行きませんか?」

『行く!!!』


「じゃあまたね☆」


『うん♪』


水紀に手をふって俺は携帯を取り出す。