本屋の前に来た。



「あ!!怜っ………夜君……。」


美妃だ。



隣の水紀に気付いて君にしたんだろう。




『美妃ちゃん☆』



「水紀♪」



美妃は少し、悲しそうな目をしている。



「何?水紀と怜夜君は付き合ってるの?」





『うん!!今日からだよねっ♪怜♪』



「あ、うん。」




「そっ……か。おめでと♪」


『ありがと〜♪』



「じゃあ、私用あるから☆」



「じゃあ。」



『バイバイ☆』




美妃は、悲しそうな顔で、下を向きながら走っていった。



なんなんだ……?