10年後。
どうしても怜に近づきたくて、おんなじバイトをしてみたくなった。
私は生徒会長だから、ばれたら即退校だ。
だけど…。
「お母さん、私、モデルのバイトしたいんだけど……。」
「いいよ」
「ありがとう」
この頃お母さんと喋っていない。
男に騙されて、金を取られそうになって、機嫌が悪いのだ。
機嫌が悪いとお母さんは暴力をふるう。
私の心と体は、傷だらけだった。
♪♪〜♪♪♪〜♪
あ、着メロ。
ウソっ………
怜からだ……♪
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from.☆怜☆
こんばんは。
母さんの事、大丈夫か?
辛かったら俺に言えよ。
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やば…………
嬉しくてなきそう………
保護した怜からのメールは、私の心を完璧に奪った。