『玲奈、さっきの授業の時間、教科なんだったわけ?』

「へっ? 国語だったけど?
資料取りに準備室に行ったの♪
まっ、あんたらのおかげで自習になったけどね~♪」

「・・・・・・」
・・・玲奈、絶対楽しんでる。
咲ちゃんは真剣そうな顔をしていて、何か考え事でもあるようだ。

「何? あんたらまだなの?」

『・・・・・・蜜柑、今日国語あった?』

「ぇっ、ぁ、うん!
確か一時限でかな?
私たちも資料取りに準備室行ったよね~、賢ちゃん♪」