「森久保君、話って何?」

『・・・お前、俺が玲奈のこと好きだ。
 って思ってたわけ?』

「・・・・・・」

『ふざけんなよ!
俺は・・・一年間も興味のない奴と付き合うほど暇じゃねぇ!!』


ぇ゛っ・・・?

「どういうこと・・・・・・?」
咲ちゃんは立ち上がり私の顔を正面から見た。

『最初の頃は、普通に今考えたら酷いけど、ヤケクソでお前と付き合ってたよ。
でも、途中からは違ったからなっ!!?


俺は恥ずかしくて言ってなかっただけで、ちゃんとお前のことが・・・・・・蜜柑のことが好きで付き合ってたよ。』




そんな風に想ってくれてたんだね・・・・・・