「私は、これ以上あいつと付き合って、蜜柑が傷つくなら別れて正解だったと思うよ?
でも、蜜柑は泣いてるじゃない。
今の蜜柑は・・・あいつと付き合ってた頃より傷ついた顔してるよ。

私は、蜜柑の笑顔が・・・言ったら悪いけど・・・
賢の存在よりも大好き!
あんたには、笑ってて欲しいの。


一番、後悔しない道を選びなさいよ・・・・・・」

玲奈は、私の目を真っ向から見ながら凛とした顔で言った。


「うん。
・・・玲奈、ありがとう!


でもね、咲ちゃんは玲奈が好きなんだよ。
どうしようもないよ・・・」
玲奈は呆気にとられた顔をしている。

「蜜柑・・・まだそんなこと言ってたわけ?」

「だって・・・・・・」

「だってじゃないでしょ!」
玲奈が怒った顔をして言ってきた。