「玲奈、何でさっきどこか行こうとしたのに止めたの?」

ゴッホガホッ!!
「れ、玲奈大丈夫!?」
そんなむせなくても・・・
私は玲奈にお茶を差し出す。
お茶を飲んで一息ついた玲奈を私は問いただす。

「で、何で?」

「それは・・・・・・」
玲奈は言葉を濁す。
私はその曖昧な態度がいやで身を乗り出した。


「な~ん~で~?」

「あぁ、もう!
あんたが暗いところ駄目だからでしょ!!
それなのに一人にしてられないから!!」

ふふっ♪
私は小さく笑ってしまった。