『蜜柑を放課後に屋上に呼び出せばいいんだな?
分かった。それだけでいいんだな?

あと何かあったら手伝うから言えよ?』

『あぁ、賢さんきゅ!』
やっぱ、賢は最高の友達だな!!
そんなことを心の中でつぶやいたとき、かすかに玲奈の声が聞こえた。

『んじゃ、俺は自分のお姫様のところへ行くから』
お姫様って・・・冗談で言ってるのは分かってるけど・・・・・・
賢は軽く笑うと玲奈の方へ走って行った。










『あれは・・・・・・
どっちかっていったら我がまま女王だろ』
俺はぽそりと一人呟いた。