「咲ちゃ・・・」
言い終わらないうちに思いっきり咲ちゃんに抱きしめられた。

私は、安堵感からか咲ちゃんに抱かれた瞬間から大泣きし始め、そしてそのまま気を失ってしまったらしく・・・


気がついたら何処かの部屋にいた。

「ぇっ!? ここ・・・・・・」
ドアが開き、咲ちゃんが部屋に入ってきた。
『あっ、起きたのか!』

「ぅ、うん」

『なんか飲み物買ってくるから。
そのままベッドに横になってろよ!』
咲ちゃんはそれだけ言うと、また部屋を出て行ってしまった。