「ハル? どう? 落ち着いた?」





昼休み、保健室で寝ていたベッドにリエが紙パックのミルクティーを持ってきた。





「うん。何か、ぼーっとしてた」





「ハルが怒ってるの久しぶりに見たよ。ちょっと、怖かった」





「………ごめん」





「ううん。いいよ。先生何だって?」





「今日はもう帰れって。今度は停学じゃ済まないかもだって」





リエは何も言わず、アタシの手を握った。