「―――あ、チェリー……さん」





目的のVIPルームの前でチェリーがタバコを吸っていた。





「カミーユが待ってる」





彼女は言い残して部屋に入っていった。





「チェリーさん、今日って打ち上げですか?」





溢れてくる音楽と空気がアタシ達の隙間を埋める。