ドクン ドクン ドクン




自分からの音が蓮にきこえそ..う


ドクン

あ・・・



胸の高鳴りは


あたしだけでは、なかった


向こうからも、同じ音がきこえてくる







力強く..けど優しく温かく、あたしをギュとする



手を伸ばし、あたしも蓮の腰に手を回した。





「あゆ、み..」






初めて、人をこんなにも愛しく思えた



そう..




この一瞬が..


永遠に思えた





例え、もうカラーを失い、命を失っても構わない


蓮と一緒なら・・・