自覚した途端、急激に膨らんで、思ってた以上に好きが大きくなってる…


ハァ~

大きな溜め息をついていると、ケンジからのメールが届いた。


『彼女の話しは、直接本人から聞いたの?

まあどちらにせよ、失恋っていうのは、本人に何かしら伝えて、断られて初めてするものだよね。

何もしていないルリカは
何も始まってないし、
終わってもいない。

傷付くのを怖れて勝手に終わらせてる…。


確かに誰でも傷付くのは嫌だし、勇気のいることだと思う。

でもルリカには、何もしないで後悔するより、
例え傷付いたとしても、
自分の出来る精一杯をやって前に進む方を選んで欲しい…。』