なのに、その後何度となく待ち伏せをされ、しかもそれは必ずと言っていいほどサキちゃんとカズキがバイトに入っていない日
私の言った『こういうの』の意味が全く通じていなかった…
チケットとかダメなら花束ならとか、スイーツならとか
何度『迷惑だ』『やめてくれ』と訴えても彼はやって来た。
やっぱり最初に相談したのはケンジだった
ケンジは自分が傍に居ないことをくやしがり、エスカレートする前に、近くにいる人に力になってもらうように言われ、カズキに話そうと決めた矢先
今日もバイト一人
帰り、お店から顔を出し、辺りを見渡しウエハラ先輩が居ないことを確認して、目の前にある駅のわざわざ反対側の改札から入ることにして、遠回りの道を通っていると
いきなり後ろから腕を掴まれ、身体を壁に押しつけられた
イタッ…
勢いよく目の前の人を睨んで驚いた
「酷いな~、わざわざこんな遠回りしているのはなんのため?」
笑いながら言っているけど、いつもと違う、怖い…
「ウエハラ…先輩、あの…」
言葉を続けようとした私の肩をガッと掴んだと思ったら
「ねえ、なんで?
付き合ってるヤツもいない、好きなヤツもいないって言ってただろ?
だったら少しくらい俺に付き合ってくれてもいいだろ!」
今までにない強い口調
笑顔は既に無い
肩を掴まれ身動きとれないし、
ヤバい!
それに…
「いっ今は、好きな人くらいいます!」
「誰だよ!!」
更に強い口調なるウエハラ先輩に恐怖感を強めながらも
誰だと聞かれ、咄嗟に私の頭に浮かんだのは…
私の言った『こういうの』の意味が全く通じていなかった…
チケットとかダメなら花束ならとか、スイーツならとか
何度『迷惑だ』『やめてくれ』と訴えても彼はやって来た。
やっぱり最初に相談したのはケンジだった
ケンジは自分が傍に居ないことをくやしがり、エスカレートする前に、近くにいる人に力になってもらうように言われ、カズキに話そうと決めた矢先
今日もバイト一人
帰り、お店から顔を出し、辺りを見渡しウエハラ先輩が居ないことを確認して、目の前にある駅のわざわざ反対側の改札から入ることにして、遠回りの道を通っていると
いきなり後ろから腕を掴まれ、身体を壁に押しつけられた
イタッ…
勢いよく目の前の人を睨んで驚いた
「酷いな~、わざわざこんな遠回りしているのはなんのため?」
笑いながら言っているけど、いつもと違う、怖い…
「ウエハラ…先輩、あの…」
言葉を続けようとした私の肩をガッと掴んだと思ったら
「ねえ、なんで?
付き合ってるヤツもいない、好きなヤツもいないって言ってただろ?
だったら少しくらい俺に付き合ってくれてもいいだろ!」
今までにない強い口調
笑顔は既に無い
肩を掴まれ身動きとれないし、
ヤバい!
それに…
「いっ今は、好きな人くらいいます!」
「誰だよ!!」
更に強い口調なるウエハラ先輩に恐怖感を強めながらも
誰だと聞かれ、咄嗟に私の頭に浮かんだのは…