自分の席についてかばんを片付けた。

クラスにはほとんどみんな席についていた。
そしてその全員が男だった。

郁っていう人はまだクラスに来ていないみたいだった。

しばらくして、ざわざわとクラスの男子たちが騒ぎ出した。

「おい。あいつだろ」
「うわ。俺までどきどきしてきた」
「キモいぞ。」

そいつらの目線の先には2人の男子。

一人はいかにもチャラい。

もう一人は・・・

他の男子とは違う。何か違うオーラが出ていた。

いかにも、王子様フェイスだった。

クラスの中の数人の女子が騒ぐ。