「着いた!」

白石高校。

そんなに勉強できなくても顔だけで入れる学校。

校則とかはあんまりなくて大きな問題をおこさなかったら、髪型もピアスも全部自由。

だから今日はちょっと茶色に染めてみたけど、みんな派手だなぁ・・・。

「いってらっしゃい」

「うん。ありがと」

お兄ちゃんの車から降りて一人。

本当に男子ばっかり。

珍しいものをみるようにあたしのことをジロジロ・・・。

あー。死にそう。