廊下の片隅に腰を下ろしてからさらに長い時間が経った。
でも自然とお腹は空かなかった。
さっき刹那が言っていたことを思い出した。
"この世界の時間は気紛れだから"
もしかしたらお腹が空くのも気紛れなのかもしれない。
もしかしたらそれほど時間が経ってないのかもしれない。
たぶん、間違いなく後者だろう。
お腹が減らなくても眠くなってきた。
「…夢の中でも寝るなんて変な感じ…」
ははっと小さく笑うとまた彩那は長い眠りについた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…