「未来、ずっとココで泣いてたろ?
 
学校ではいつもあんなに笑ってるのに、どうしたのかなーって思ってさ」
 
 
「いつも笑ってる?」
 
 
「そ。笑ってるだろ?楽しそうにさ♪
 
何かあったの?オレでよければ話聞くけど?」
 
 
……。
 
話して…みようかな…。
 
 
 
優しく話しかける一輝の瞳は、なぜか私の気持ちを素直にさせた。
 
 
 
…と、ゆうより…
 
 
私はきっと、誰かに聞いてもらいたかったんだ。
 
 
でないと、いくらクラスメートといっても、二人だけで話するのが今日で初めての人に、自分の恋愛話なんかいつもの私ならしないハズだ。
 
 
 
それ程、私の心は折れていたんだと思う。
 
 
 
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