「李呑〜李〜呑〜7時よ〜」

「んーん」

母が一階から叫んでいる。

「早く起きなさい!!」

「もう起きてるってば!!」

母と私の毎朝の会話。

下に降りると父は新聞に
目を通していて
姉は携帯を片手に
テレビを見ている。
いつもの光景だ。

私はテーブルにつき
並べられた朝食を食べた。

「今日あんた一位だよ。」

血液型占いを見ていた姉が
私を見て言った。

「そんなのあたらないよ〜」

私は姉に笑いかけた。

「夢ないんだね〜」

姉は私を鼻で笑いテレビに
目を向けた。

私は部屋に上がり制服に着替え
髪をセットし家を出た。

同じ制服を着た生徒達が
学校に向かっていっている。
それに混じれていつも
登校するんだ…。
それが私の毎日の習慣。