「あの…だから…俺…ぇっと…」
いつまでもハッキリしない慧にイライラしてきた梓
「用がないなら話しかけないで?」
そう冷たく突き放した。
少し歩いたとき、
「ごめん。」
慧の声が聞こえた。
「………なんの遊び?」
梓は、真理の手を引きながらいった。
「遊びなんかじゃねぇ…この前の…俺、酷い事言ったから……ホント…ごめん…許してくれるか?」
慧の言葉に驚いたが、後ろには、洸を含めて三人が立っていた。
「勝手にすれば?真理、行こ!」
梓は、真理を引っ張って相談室と言う名の遊び場に入った。