新幹線の中のクラスは、前と後でかなりの温度差が出来ていた。
前の方は、寝ている人が多いが、うしろの方は、王さまゲームをしている。


真ん中より少し後に座っている梓と結花。
かなりの被害を受けている・・・。
「ネムィ・・・」
結花が呟いた。
「同じく・・・うるさくてねれないよ・・・」
梓は、外を見ながら言った。
「ほんとだよな〜〜」
いつの間にか前に居た男子が言った。
『誰だっけ…』
梓は、そんなことを思っていた。
「だよね!!」
結花が、その男子と仲良く話していた。