嵐山では、お土産をかうだけだった。

漬物、煎餅、こぶ茶。
色々なものを買っていく


「結花、これかわいい」
「はいはい…」
梓の言葉は、千幸によって、スルーされていった。
「千幸には、言ってないよーだ」
ちょっと膨れっ面をしてみた。
「あ〜…はいはい」
こんな会話をしっぱなしで、お土産屋を見て回る。
帰る頃には、一度やんだ雨がまた、降り始めていた。
「また降ってきちゃったね〜〜」
梓が、言った。
「そうだね。」
「迷惑だし。」
結花と千幸が言った。