「今日はなに?…桜木くん……?」
梓が、後ろに居る慧から目をそらした。
「ぇ…ぁ……っと」
洸が口ごもる。
「ごめん。まだ食事してないから、いくね。」
そう言うと、上履きを脱いで上がっていった。



〜洸と慧〜
「ワリィ・・・」
洸が慧をみた。
「いや、こっちこそ、なんか色々頼んでごめん。」
慧がしたをむいた。
「引き留めるの頼まれて引き受けたの俺だし。」
洸が慧と同じようにしたをむいた。