「右から、宇都宮 平時」
【うつのみや へいじ】


「森岡 上総」
【もりおか かずさ】


「烈火」
【れつか】




この人達が・・・。
私を守る四人。

なんと臆さない目をしているのだろう。
その目に私は圧倒された。





平時って人は同い年ぐらいかな?
長い髪で茶色い髪。“少年”って感じですごく明るそう。



上総さんは少し年上かな?
無口そうな人。紫色の髪はなんだか怖い。




そして最後の烈火って人はなんかオーラがあるってゆうか・・・。
上総さんと同じ年かな。
獲物を捕らえるような鷹の目。

ばちっと目が合うとぱっと目を離した。
烈火を見すぎて睨まれてしまった。



「どうしたの?」


きょろきょろ動く月を不思議そうに千代が尋ねた。



「いえっ・・・」


烈火の目がピンクの桜のようなですごく綺麗……。
でもどこか遠くを見ているような―。


そんなことを想いながらも父上の話しに耳を傾けた。



「お主ら四人は月の家臣ほか、蘭と千代を守る事を忘れるな」


「「「「御意」」」」


父上の言葉に頭をさげこちらに目を向けたが私はそらしてしまった。