「なんでそんな事聞くわけ?」


「んー?秘密♪」


言えないもんね。


これは優哉には秘密。


「お前、俺が嫉妬深いって知ってる?」


「知らなーい。」


普段だったらこんな事


言える訳がない。


「バカにしてんの?」


「別にー?」


でも、今は奈緒が一番だから。


「あっそ。」



優哉がどんだけ不機嫌でも


どんなに冷たくても


今のあたしは気にしない。



「よし!!学校行こ!!」


あたしは優哉の手を引っ張り部屋を出た。




朝からテンションが高いあたしを


優哉は不思議そうに見ていた。