でもこいつは不思議そうに首を傾げている。




可愛すぎる…


なにこの顔。


ヤバッ…


俺が俺じゃなくなってるし。


性格変わってきてるし。



「ってゆうかあんた名前は?」


そういえば名前聞いてねぇし。



「えっ?あ…栞…。白石栞…です。」


栞?名前も可愛い…


…じゃねぇや…



「ふーん。俺、瀬戸優哉。」


俺かなり重症だな…


自分でも、いつも以上に冷たい気がする…




もっと近くで顔を見たくて


俺は栞に近づいた。



「あんた近くで見たら可愛い顔してんね。」



近くで見なくても可愛いけど。