「まぁいいけど。」
いいんだ…
瀬戸優哉って謎だなぁ。
「栞さぁ朝なんでこんな所にいた訳?」
「勝手に栞って言わないで!!」
いきなり呼び捨てで呼ばれたことにビックリして
大きな声で叫んでしまった。
だって…
なんで呼び捨てな訳?
あたし許可してないし。
「いいじゃん。別に。
ってゆうか栞も俺の事
優哉って呼んでよ。」
いや、
よくないから…
ってゆうか絶対…
「無理。」
そう言うと瀬戸優哉は
「付き合ってんだからさ。
名前で呼んでよ。」
って…
付き合ってるとか強制じゃん!!
脅し入ってんじゃん!!
そんなの付き合ってるなんて
言わないし!!
それに絶対無理だから!!
あたしが「無理。」「嫌だ。」を連呼すると
「ひゃぁっ!!」
いきなり瀬戸優哉はあたしを抱き締めてきた。
そして耳元で
「呼ばないとイタズラしちゃうよ?」
と囁いた。
ドS!!?