光輝クン!?


「栞!?大丈夫!?

あたし!!奈緒だよ!!

すぐ行くから!!安心して。」


奈緒…





「優哉!!持ってきた!!」


外から光輝クンの声が聞こえた。




ガチャガチャッ…


鍵が開いて、暗いこの場所に射し込めた


光の先に居たのは



「優哉…!!」


もう何日も会っていないように感じる


優哉だった。




「栞!!」


優哉は駆け寄ってきて


あたしを強く抱き締めた。



そして、体を離しあたしの姿をとらえて


悔しそうな顔をした。



まだ目が明るさに慣れていないけど


なんとなく分かる自分の姿。