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あれから、どれだけの時間が
過ぎたのかな?
もう何日もここに居るみたい。
怖いよ…
誰か助けてよ…
優哉…
ガチャッ…
「…ッ!?」
外から誰かがドアを開けようとしてる。
…誰ッ!?
「栞!!居るのか!?
居るなら返事しろ!!」
…優哉…
助けに来てくれたのは
あたしの大好きな人だった。
「…ッ優哉!!」
優哉が来てくれたことに安心して
怖くて寒くて震える声を
必死に張り上げて
優哉に自分の存在を知らせた。
「栞!?大丈夫か!?
今、光輝が鍵取りに行ってるから
ちょっと待ってろよ!!」