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恵美ごめんね
そうあたしわあの時見てしまった

私の本当のお父さんを
もう10年以上会ってない
けど私の直感であれは、
あたしのお父さんだって
思ったからあたしは、体調が悪いからとコーチにいい部活を抜けてその男の人を追いかけた


『あれ?ここどこだ?』


あたしは、思いきって男の人に声をかけた



『あのー・・・・・』

『はい?』

『・・・・・・・あなたわもしかして高橋謙次さんですか?』


『・・・・・はい』

『あたしのお父さんですか?』

『うん、そうだよ』

『お父さん!!ぎゅっ』

『真奈美かい?』

『うん』

『大きくなったな』

『そんな事ないよ』

たわいもない話を
していたら公園に
1人の男の子と母親
らしき女の人がきた
こっちへ近づいて
きた



『こんにちは』


『・・・・・・・』


あたしは、声が出なかった

お父さんは、再婚して二児の父親だったから


『あたし帰りますね』


『待ってくれ!!真奈美』

ガシっ


え・・・・・・

『僕のお姉ちゃん?』

『そうだよ、光樹・・・・真奈美っていうんだ』


『お父さん?』

『この子を引き取って欲しい』

『はい?この子は、お父さん達の・・・・』

『違うんだ、お前の母さんと俺との間の子だ』

『聞いてない、弟わ死んだって・・・・・・・』

『生きてたんだよ』


『光樹?』

『なあに?』

『おうち帰ろっか』

『うん!真奈美姉ちゃん〜』

『ん?』

『僕、アイス食べたい☆』


『帰りよろうね☆』


『うん』


『じゃあさよなら』


あの人は、あたしの
お父さんだった
そして、あたしに逢いに来たのは、光樹をあたしの家に引き取らせるため

最低な親父だと思った

想像してた優しいお父さんとわかなりかけ離れ
すぎててショックだった
けど何より光樹を
育てなくちゃいけない
と思った