『恵美?』

『どーした?』

『ううん』

『本当に?』

『うん、』

帰ろ

『先に帰るわ』


雪がちらつく寒い
秋だった


前から

ドンっ

『いった・・・』

『前みて歩け』


は?


『は?』

『は?じゃあねーし』

『あんたがぶつかってきたんだろ?謝れよ』

茶髪にくりっとした目
いい匂いがしたんだ
懐かしい匂いが・・・・


『なんだと?』

『あ?』

『ちょっと辞めなよ』

『オメーまでこの豚女の肩持つのか?』

『めんどくせーな』

『あ?』

『黙れ』


何かこの人たちに助けられたみたい


さっき男3人が前から走ってきた

んで、今に至る


『何かすいません』

『いいんだよ』

『そうそう、勝手にイラついてるだけだから気にしないで』


『うんうん』

『塚、君かわいいね』

『俺も思った〜』

『やっぱり!!』


『俺、瀬川学☆』

『相川遥だよー』

『鵜澤優磨』

『菊地恵美です』

『良かったら連絡してね』

『はい、』


その人たちわ立ち去っていった