そして…―耳元まできたら
温かい吐息と共に微かに…―
 
『あの場所で待ってる。必ず来い。』
 
と耳元でそう囁く声が聞こえた。
 
夢にしては私の肌を撫でる様なあの感触…

リアルな男の人の柔らかく透き通る様な声―…。