期待を胸にしたものの、何の変わりもない背景が入ってきた…ー。
 
『やっぱり…あれはただの夢だったの?』
 
自分にそう問いかけながら、肩を落としながらあの湖の方へと歩いていく。
 
人の歩く気配すらなくひっそりとしたいつもの夜の公園。