「ごめんね。王様を起こすために急いでたの。でも、王様に会う前に掴まって牢屋に入れられちゃった…。」
そういえば王様の夢の終わりがどうとか聞いたことがある。
「起こすって…?うみちゃんの仕事なの?」
「仕事…って言うより使命かな。今、王様は永遠の眠りについてるの。」
眠り病というやつだろうか。手に汗握って話を聞く私に、うみは続けた。
「王様、『夢の終わり』がないんだって。それを持ってる私が王様に返さないと、王様は眠ったままなの。」
「夢の終わり…?ちょっと待って。それ、私も持ってるって言われたんだけど。」
確かうみの家の前でそんなこと言われたはず。
「そう!お城に向かってる途中で私もそれを知ったの。だから私もアリスを探してたんだよ。でも、とりあえずお城に行けばきっと会えると思ってね。」
やはり私は私の気付かない何かを持っているようだ。
しかしながら、確かに会えたは会えたが、牢屋の中とは…。もう少し安全な場所で落ち合って欲しかった。
「あ、でもさ。王様を起こすことが出来るって言えばここから出してくれるんじゃないの?」
そういえば王様の夢の終わりがどうとか聞いたことがある。
「起こすって…?うみちゃんの仕事なの?」
「仕事…って言うより使命かな。今、王様は永遠の眠りについてるの。」
眠り病というやつだろうか。手に汗握って話を聞く私に、うみは続けた。
「王様、『夢の終わり』がないんだって。それを持ってる私が王様に返さないと、王様は眠ったままなの。」
「夢の終わり…?ちょっと待って。それ、私も持ってるって言われたんだけど。」
確かうみの家の前でそんなこと言われたはず。
「そう!お城に向かってる途中で私もそれを知ったの。だから私もアリスを探してたんだよ。でも、とりあえずお城に行けばきっと会えると思ってね。」
やはり私は私の気付かない何かを持っているようだ。
しかしながら、確かに会えたは会えたが、牢屋の中とは…。もう少し安全な場所で落ち合って欲しかった。
「あ、でもさ。王様を起こすことが出来るって言えばここから出してくれるんじゃないの?」