「お話しって言われても…。」
困ってると、ハヤトがフォローにまわる。
「なにも詩の暗唱をしたりしなくていい。今まであったことを話してくれれば。」
その今まであったことが、まるで詩の暗唱をするかのようなあり得ない出来事ばかりなのだ。
とりあえず私は気になることを話すことにした。
「さっき森の中で襲われたの。」
するとハヤトが口をはさんだ。
「えー、そりゃまた大変だね。ヒドいことをするもんだよ。で、誰に?」
人の話聞いてるのか!とも思ったけど、怒ったところできっと話がわけのわからない方向に行くだろうからそのまま続けることにした。
「白いマークが胸にあったけど…誰だかは知らないわ。なんでも私が赤の仲間だって。」
それを聞いてたみづきがお茶をすすりながら言った。
「そりゃそうよ。赤と白はゲームを二分にする敵対関係。赤の命運を握るアリスを邪魔しようって来るのが当たり前だわ。」
私にもお茶くれないかな…と、そんなことに気を取られそうになったが、思わぬところで情報が得られそうなので私は話に食いついた。
困ってると、ハヤトがフォローにまわる。
「なにも詩の暗唱をしたりしなくていい。今まであったことを話してくれれば。」
その今まであったことが、まるで詩の暗唱をするかのようなあり得ない出来事ばかりなのだ。
とりあえず私は気になることを話すことにした。
「さっき森の中で襲われたの。」
するとハヤトが口をはさんだ。
「えー、そりゃまた大変だね。ヒドいことをするもんだよ。で、誰に?」
人の話聞いてるのか!とも思ったけど、怒ったところできっと話がわけのわからない方向に行くだろうからそのまま続けることにした。
「白いマークが胸にあったけど…誰だかは知らないわ。なんでも私が赤の仲間だって。」
それを聞いてたみづきがお茶をすすりながら言った。
「そりゃそうよ。赤と白はゲームを二分にする敵対関係。赤の命運を握るアリスを邪魔しようって来るのが当たり前だわ。」
私にもお茶くれないかな…と、そんなことに気を取られそうになったが、思わぬところで情報が得られそうなので私は話に食いついた。