「お疲れさまでしたぁ」


今日もバイトを終えて、家へ向かう。


家に帰ると、愛犬「太郎」が待っている。


太郎は雑種で仔犬の頃たまたま立ち寄ったお店で、里親を探しているところを引き取った。


「太郎、ただいま」


太郎を小屋から出す。


すると、待ってましたとばかりに走ってトイレをしに行く。


もともと怖がりな太郎は、家の敷地から出られない。ってゆうか、リードをつけると歩かない・・・


その為、お散歩の変わりに、庭に放して走らせる。


30分後・・・


タッタッタッタ。。ドン!


トイレが済んだ太郎が勢い良く突進してきた。


「よしよし。終わった?」


ご飯を入れたお皿を持つと、慌てて小屋に入る太郎。


「おすわり。・・・待て。」


あたしの言葉を聞いて、座ったまま待っている。


「よし!」


そう言うと黙々と食べ始める。それを見て、あたしは家に入る。