♪〜♪〜♪〜


お昼を過ぎた頃、ようやく彼から連絡が来た。


「もしもし」


「なつき?今起きたよ…」


寝起きでテンション低めな彼の声…


いつも通りの時間に起きてるあたしは、ちょっとだけ嫌味ったらしく言ってみた。


「よく寝たね」


「ん。まぁね」


寝起きだからか、鈍いのか…

あまり効果はなかった…


「で、どーした?」


彼の問いに邪念を振り払ってから口を開く。


「そーいえばさ、来週の土曜に花火大会あるの知ってる?」


「ん?来週なの?」


「らしいよ。一緒に行かない?」


「仕事だけど花火大会始まるまでには終わるから大丈夫だよ」


彼のその言葉に嬉しさが溢れ出した。