どのくらい時間がたったかはわからない。


だけど既に日付が変わってるであろう時間に、座ったままぼんやりしていたあたし…


カクンッ


自分の頭が揺れてハッとした。


この時間、あたしは睡魔と闘う事になる。


重い瞼を擦り、さっき買ったジュースを喉に流し込む。


少しはスッキリしても、またすぐに意識が薄れる。


何回も繰り返しているうちに、限界になったあたし…


ゲーム機の端っこに顔を伏せると、すぐに意識を手放した。


それこそあっという間に…


「…つき。なつき。」


顔を伏せたあたしに気付いたのか、切りが良かっただけなのか…


彼に起こされた。