「ここに居たの?ユート」
「う…ん」
シャワー室からチャミリさんが戻ってきた。
僕はやっぱりコクピットに居た。
ここに居ると、ちょっとした緊張感があって、平静が保てている気がするから…
チャミリさんもジャージ姿になっている。
「あたしもここで寝ていい?なんかさ…一人は嫌だって、真っ暗の宇宙(そら)で思ったんだ…」
「そう……なんだ……」
僕はキャプテンチェアを後ろに倒した。
チャミリさんが、ロッカールームで気がついた後、僕に言った言葉は…
「遅かったじゃねーか、☆☆☆野郎!」
だった…(泣)
以来、子犬、いやエレナにナメられている。