だが、焼き肉屋で食事をしている最中も、ずっと和也のことを考えていた。



「なぁ、きっと亜依も何か理由があったんじゃない?」



それに、と僕は言葉を継いだ。



「たぶん和也のこと好きだったんじゃないかな。」



「ありがとな、でも、もう大丈夫だ。」