にぎやかな食事も終わって、温泉に入った。

楽しみにしていた露天風呂は、入っちゃだめと先生に言われたので3人はサウナに入って我慢競争していた。

部屋に戻って、恒例の恋バナ大会が始まった。

「知ってると思うけど、あたし和也のこと好きなんだ~」
顔を赤くしながらそう言う、愛加。

「「知ってる~」」

「告白とかしないの?」
瑞希がそうきいた。

「したいけど、タイミングないし・・・こうやってみんなで笑ってれるほうがいいし☆」

あたしが思ってたより、愛加はいい子だった。

きっと、瑞希もそう思ってるはずだ。

「彩ちゃんと瑞希ちゃんはどうなの?彼氏いるんでしょ?」

「愛加、呼び捨てでいいよ♪だって仲いいじゃん!」

「うん。ありがと!」
愛加は、うれしそうに笑った。

「あたし、彼氏と別れそう・・・」
瑞希が話し始めた。